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2026.02.17 経済・マーケット動向

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衆議院選挙後の株高・円安局面でも「投資を待つ」のが最大のリスクといえる理由

衆議院選挙後の株高・円安局面でも「投資を待つ」のが最大のリスクといえる理由

 

「自民党が衆議院選挙で勝利し、日本株がさらに上がった。でも、今から始めるのは高値掴みにならないか?」 「1ドル150円台の円安。今、外貨建て資産を買うのは損な気がする…。」
 
2026年、日本の株式市場は政治的な安定を背景に活況を呈しています。
しかし、その一方で「今は株高すぎる」「下がるのを待つべきだ」という慎重論から、投資することを躊躇している方も少なくありません。
 
しかし、資産形成の本質に立ち返れば、「タイミングを計りすぎて投資をしないこと」が、将来的に大きな機会損失を生むリスクとなります。
なぜ今、金融市場の良し悪しに関わらず一歩踏み出すべきなのか。
長期投資の視点から、紐解いていきましょう。

 

投資の「タイミング」を当てるのはプロでも不可能

多くの人が投資を踏みとどまる最大の理由は「損をしたくない」という心理です。
「もう少し安くなってから買おう」という判断は一見合理的ですが、それは極めて難易度の高い行為です。

 

「待つ」ことが生む機会損失

 
歴史が証明しているのは、「最高値と最安値を正確に予測することは誰にもできない」という事実です。
たとえば、「株価が10%下がったら買おう」と待っている間に、さらに20%上昇してしまうことは珍しくありません。
この場合、たとえ後から5%の調整(下落)が来たとしても、結局は「待たずに最初に買ったほうが安かった」ということになります。

 

「待つ」ことが生む機会損失の図

 
※GOファンド株式会社が作成

 

投資の世界では、「投資のタイミングを計るよりも、市場に居続ける時間の方が重要である」とよく言われます。
大きな上昇局面に市場に居合わせないことによる損失は、一時的な下落による含み損よりも大きなダメージとなります。

 

「日本円だけを持つ」という見えないリスク

現在、1ドル150円台という歴史的な円安水準にあります。
「こんなに円安なら、今から海外の資産を買うのは損だ」と感じるかもしれません。
しかし、視点を変えれば、これは「日本円の価値が目減りしている」ということでもあります。

 

インフレと通貨価値の低下

 

昨今、食料品やエネルギー価格が上がり、かつての「100円」で買えるものは確実に減っています。
これがインフレ(物価上昇)です。
インフレの図

※GOファンド株式会社が作成

 
もし資産をすべて日本円だけで持っているとしたら、それは「日本円という特定の通貨に100%集中投資している」状態です。
円安やインフレが進むほど、皆さんの資産の「実質的な価値」は日々減少していきます。

 
世界中の資産に分散投資することは、単なる利益追求だけが目的ではありません。
「円という通貨だけに依存するリスクから、自分の資産を守るための防衛策」なのです。

 

資産形成の成否を分けるのは「時間」

投資において、最も強力な力は「時間」です。
資産運用で得た利益を再び投資に回すことで、利益がさらに利益を生む「複利」の効果は、運用期間が長ければ長いほど大きくなります。
 
A=P(1+r)^ t
 
※A:元利合計、P:元本、r:利回り、t:運用期間
 
この数式が示すとおり、複利の効果を最大化させる変数は、「時間(t)」です。
 
たとえば、毎月5万円を年率5%で運用した場合を見てみましょう。(税金は考慮していません。)
・20歳から60歳までの40年間運用:約7,600万円
・30歳から60歳までの30年間運用:約4,200万円
 
毎月5万円を年率5%で運用した場合
 
※GOファンド株式会社が作成
 
10年スタートが遅れるだけで、最終的な資産額には約3,400万円の差が生まれます。
この差を「投資タイミング」の良し悪しで埋めるのは極めて困難です。

 

まとめ:最良の投資タイミングは「常に今」

「あのとき始めていればよかった」と後悔する人は、おそらく5年後も10年後も同じことを言っています。
株価が下がれば「さらに下がるのが怖い」と言い、上がれば「高すぎて手が出せない」と言うからです。
 
資産形成において、完璧なタイミングなど存在しません。
大切なのは、市場の予測に時間を費やすことではなく、資産を「増える仕組み」の中に一日も早く置くことです。
今日という日が、皆さんにとって人生で最短かつ最も価値のある「スタートライン」なのです。

 
 
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