COLUMN
これから投資を始めてみたいけど、どの金融商品を選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。また、仕事が忙しく金融商品を選ぶのに時間をかけられない方もいるかもしれません。そのような場合におすすめなのがインデックス投資です。
この記事ではインデックス投資の基本的な説明とメリット・デメリットについてみていきます。インデックス投資の始める手順についても解説するため、ぜひ参考にしてください。

インデックス投資とは、特定の株価指数(日経平均株価やTOPIXなど)に連動するよう設計された金融商品に投資することです。
インデックス投資は他の金融商品よりも運用コストが低い傾向にあり、すでに分散投資ができている状態であることから幅広く投資家に利用されています。
インデックス投資の代表例として主に次のような指数が存在します。
| 国内株式 | 日経平均株価(日経225) | 東京証券取引所プライムに上場する代表的な225銘柄で構成 |
| 国内株式 | 東証株価指数(TOPIX) | 東京証券取引所に上場している全銘柄で構成 |
| 米国株式 | NYダウ | ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する銘柄のうち、代表的な30銘柄で構成 |
| 米国株式 | S&P500 | ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場していて、特定の選定基準をクリアした計500銘柄で構成 |
インデックス投資は、株式以外にも債券や不動産などに分類される指数が存在します。
| 投資対象 | 資産クラス |
| 株式 | ・日本株式 ・米国株式 ・先進国株式 ・新興国株式 ・全世界株式 |
| 債券 | ・日本債券 ・海外債券 |
| 不動産投資信託(REIT) | ・国内REIT ・海外REIT |
| 商品(コモディティ) | ・金 ・プラチナ ・原油 ・穀物 |
このようにインデックス投資では、株式だけでなく債券や不動産といったいくつもの投資対象が存在し、これら複数の指数を組み合わせて運用することで、さらなるリスク分散の強化が可能となります。
ここからは、インデックス投資を始めるメリットについて解説します。
主なメリットは次の4つです。
・初心者でも始めやすい(インデックスと同じ値動きをめざすのでわかりやすい)
・運用コストを抑えられる
・少額からスタートできる
・リスクを分散できる(分散投資)
以下で詳しくみていきましょう。
インデックス投資は投資初心者でも始めやすい投資手法です。
株式の個別銘柄に投資する場合は、企業の業績などを分析する必要があり、倒産リスクなども加味しなければなりません。
その点、インデックス投資では、特定の企業の業績や倒産リスクなどを考慮することなく、市場の値動きだけを意識すればよいため初心者にもわかりやすいといえるでしょう。
例えば、日経平均株価やTOPIXは日々のニュース(TV等)で伝えられることが多いと言えます。
運用コストを抑えられる点もインデックス投資のメリットの1つです。
インデックスの投資信託を保有する際には、信託報酬などの手数料が発生します。この手数料がアクティブファンドのような投資信託よりも低く設定されているのです。
とくに信託報酬は保有している限り継続して費用が発生するため、長期で運用する場合は最終資産額に大きな影響を与えることになります。
投資信託でインデックス投資を行う場合、証券会社によっては100円から投資できます。
株式投資であれば100株単位で取引することが一般的なため、最低でも数万円からの取引になることが多いです。
一方のインデックス投資であれば数百円からと手軽に投資ができるため、投資初心者でも安心して始められるでしょう。
リスクを分散できる点もインデックス投資の大きなメリットといえます。分散投資は投資で安定した利益を得る上で重要な手段です。
インデックス投資であれば、複数の金融商品を組み合わせて構成しているため、インデックスファンドに投資するだけで分散投資をした場合と同じ効果が期待できるでしょう。なかには全世界に分散しているインデックス型の商品も存在しています。

インデックス投資は多くのメリットがありますが、理解すべきデメリットもいくつか存在します。ここからはインデックス投資におけるデメリットについて詳しく解説します。
インデックス投資は市場の値動きに連動する商品のため、市場平均を大きく上回る成果を得ることは期待できません。平均的なリターンとなります。
ハイリターンを狙う場合には、株式の個別銘柄などの値動きの大きい金融商品に投資する必要があります。ただし、個別株式などはハイリターンを狙える一方でリスクも高くなるため、投資初心者の方にはおすすめできません。
インデックス投資も運用商品となり、市場状況によっては元本割れを起こす可能性があります。また、インデックス投資は景気の変動に強く影響されるリスクも存在します。経済が不調の場合、株価指数は何年にもわたって下落する可能性があり、これは長期的なドローダウン(資産価値の減少)につながる可能性があります。そのため、自身のリスク許容度の範囲内で投資を行うよう心がけてください。
インデックス投資は投資信託となることが多く、保有している限り信託報酬(手数料)が発生します。アクティブファンドよりも信託報酬は低く、1%以下に設定されていることが多いですが、長期間にわたって保有する場合はこれらの費用も積み重なります。
そのため、運用を開始する際には信託報酬等の手数料を事前に確認しておくことが大切です。
インデックス投資は複利効果を活用し、10年や20年といった長期的なスパンでの運用に適した投資手法です。そのため、短期間で大きな利益を目指す方には向いていません。
もし、短期間で大きな利益を目指す場合は、個別株式などの比較的高リスクでハイリターンの金融商品に投資する必要があるでしょう。

インデックス投資を始める手順は下記のとおりです。
インデックス投資をする場合、証券会社や銀行などの金融機関で口座を開設する必要があります。金融機関によって金融商品の取扱数が異なるため、自分が投資したい金融商品を取り扱っているところで開設しましょう。金融機関によってはネットで簡単に開設できます。
次に開設した口座に運用資金を入金します。インターネットバンキングを利用すれば振込手数料は無料になることもあります。
運用資金を口座に入金したら、インデックスに連動する金融商品を選んで購入します。前述で解説した資産クラスの中から、自身の目的に合った金融商品を選びましょう。購入後は市場動向を定期的にチェックし、現在の運用状況を把握することが大切です。
これから資産運用を始めてみようとお考えの方は、GOファンドが提供している資産運用サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
当社取扱いの金融商品「GOファンド」は、投資信託ではございません。
しかしながら「GOファンド」では独自の投資戦略を用いて世界中の資産に分散投資し、年間ベースで負けない運用を目指します。初回投資金額も10万円からと比較的低く設定されており、投資初心者でも始めやすくなっています。
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インデックス投資とは、特定の株価指数(日経平均株価やTOPIXなど)に連動するよう設計された金融商品に投資することを指します。
インデックス投資は少額から始められる上に、投資するだけで分散投資をしたのと同じ効果が期待できるメリットがあるため、これから投資を始めてみたい方に向いている金融商品といえるでしょう。
ただし運用商品である以上、元本割れのリスクが存在しているため、自身のリスク許容度の範囲で無理のない運用を心がけてください。
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