COLUMN
こんにちは
本日は「投資してはいけないファンド」の第二弾としてお話します。
※あくまで当社の見解です。
「毎月分配型ファンド」
このファンドは、毎月分配金が受け取れることを謳い文句に金融機関で多く販売されています。
ここで「毎月分配金が貰えて儲かっている!」と思いがちですが、実は儲かっていないケースが多くあります
分配金には「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」の2種類があります。
「普通分配金」とは、運用の結果、利益が発生した場合に投資家に支払われる分配金です。
「元本払戻金(特別分配金)」とは、損失が発生していても元本から支払われる分配金です。
毎月分配型ファンドの場合、利益が出ていない場合でも分配金を支払う必要があるため、元本を取り崩して分配金を払うことがあります。
金融機関に先に手数料を支払っておきながら投資元本を取り崩すのは、非常にもったいないです
分配金を頻繁に出しているファンドが全て悪い訳ではありませんが、投資では時間を味方につけた「複利」が最も効果的であるため、中長期の資産形成にはあまり適さない商品です。
※「複利」については、過去のコラムで取り上げていますのでご参照ください。
金融庁も、このような複利効果を得られない毎月分配型ファンドについて名指しで批判しています。
お金が必要になったときに、必要な分だけ引き出す方が賢明かと思います