COLUMN
こんにちは
今月23日、日経平均株価がバブル崩壊後で最高値となる31,352円をつけました。
これは約33年ぶりの株価水準となります
そこで今回は、日本株を動かしている投資家が誰なのか、ということについてお話していきたいと思います。
実は、日本株を売買するのは何も日本人だけではありません。
以下の表は、誰が日本株を持っているか、を示したものです。
※ 東京証券取引所「投資部門別株式保有比率及び保有金額の推移」(2021年度)より、GOファンド株式会社が作成。
なんと、日本株を最も多く保有しているのは、外国法人なのです
そして売買代金(日々の取引金額)でみると、約7割を外国人が占めているのです。
また、以下のグラフは1970年からのその推移を示しています。
昔から外国法人等が多く保有していた訳ではなく、実は1970年の外国法人等の割合はたった4.9%でした。
この50年余りで、4.9%から30.4%に急激に増加したことになります。
また、個人投資家は長らく日本株の「売り手」でした。
バブル崩壊によって含み損となっていた株式を、株価の回復を待っては売る動きだったのです。
しかし、直近の売買動向では、2021年、2022年において、2年連続で買い越しています。
背景には、NISAなどを通じて、若年層中心に新たな個人投資家が参入してきたことが挙げられます。
※NISAについては過去コラムで解説しています
https://onl.sc/UusnNcM
このように、投資家の属性や売買動向はここ数十年で大きく変化しています。
また、GOファンドの投資先でもある株価指数先物においては、外国法人等の割合は圧倒的なのが現状です。
株価指数先物の動向に関しましては、また別の機会にお話しさせていただきます。
今後、日本株がどのように動いていくか、様々な投資家の立場になって考えてみると面白いかもしれません