COLUMN
こんにちは
本日は、長期投資における考え方についてです。
「安く買って高く売る」というのが、投資の基本ですが、そのタイミングを判断するのは、投資に慣れている人でも非常に難しいものです。
また、金融市場が動く情報は瞬時に株価等に反映されることも多く、個人投資家がニュースを見てから動いても既にタイミングが遅かった、ということが少なくありません。
ですので、個人投資家の資産形成においてはあまり過度にタイミングを気にせず、時間を味方にする「長期投資」が大切です。
10年、20年と長い期間、投資を続けることで、複利効果を高めやすく、収益が安定する可能性が高くなります。
実際、米国株(S&P500)に20年前から100万円を投資していた場合、約545万円に増えています(2003年3月末と2023年3月末を比較して計算。なお、それぞれ時点のドル円の為替レートで円換算して比較。)。
ちなみに、このような話をすると「今が株高だから、たまたまじゃないのか?」と疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
しかし、実はどの20年間を切り取っても、100%の確率で元本割れせずに利益が出るという検証結果があります。
しかもその平均リターンは+233%(100万円が333万円)となっています。
※1971年1月末から2023年3月末までの各月末のデータで計算し、各月末時点のドル円の為替レートで円換算しています。
このように、資産形成においてはタイミングより「続ける」ことが大切です。
タイミングを正確に計ることは非常に困難であり、また、長期で見れば、先進国経済は着実に成長していくと考えられているからです。
目の前の事象に惑わされて、短期的に売買を繰り返すのではなく、長期的な目線で投資をしていくことが大切ではないでしょうか